オーパス夢ひろば講演会 2016
「二重課題に挑戦して頭もからだも若々しく!」
~三世代で楽しくできる転倒予防・認知機能アップの軽運動~
- 講 師:上岡 洋晴(かみおか ひろはる)先生
- 東京農業大学地域環境科学部 教授
- 博士(身体教育学)
- 日本転倒予防学会理事・編集委員長
- 2014年1月NHK Eテレ「きょうの健康」にテーマ「転倒予防のバランス運動」で出演。医療・保健・福祉・スポーツ・教育などの各機関と連携しながら、包括的な介護予防の研究・実践活動を行っている。
- 日 時:平成28年2月6日(土) 午後4時~5時40分
- 会 場:目黒区・北部地区サービス事務所 会議室(第1及び第2)
- 住所:目黒区大橋一丁目5番1号クロスエアタワー9階
- 最寄り駅:池尻大橋駅下車6分、東急バス「大橋」下車2分
- 備考:大橋図書館と同じフロアになります。
東京都目黒区大橋1-5-1
- 定 員:70名(定員になり次第締め切りとさせて頂きます)
- 参加費:無料
- 主 催:オーパス夢ひろば 運動・スポーツ・遊びクラブ
- 協 賛:NPO大橋エリアマネジメント協議会
講師・上岡先生より
「介護予防のための運動」という言葉が嫌でしたら、言い換えて、「いつまでも元気で長生き(健寿)するための運動」はたくさんあります。ただ、実のところ、これだけやればOKという万能薬のような運動はありません。
健寿のためには、外出して日常生活をより活動的に過ごしながら、外界(まわりの人・環境など)からの刺激をまさに五感(足腰への刺激はもちろん)で受け止め、また自ら少しの努力でできそうな運動を続けることが、三日坊主にならず、末永く続けられる現実的な方法です。一念発起、急な筋力トレーニング、急なジョギングなどは、続くはずがありません!
ところで、先に述べた五感への刺激に関連しますが、近年、いろいろな外部刺激を受けて、少しだけ頭を使いながら、何か別の動作をするような運動、専門用語では「二重課題(ディュアル・タスク)の運動」が認知機能や転倒予防に効果があることがわかってきました。
たとえば、「歩きながら、”尻取り”をできますか? エー 簡単でしょ!」。でも、歩みを止めずに、同じピッチで、間髪入れずにです。できますか?
たとえば、お題として、1ケタの簡単な足し算を1回しながら、ビーチボールをアンダーハンドで投げられますか?なめらかな投げる動作です。できますか?
たとえば、からだで表現するじゃんけん「ボディー・じゃんけん(パー・グー・チョキ)」を素早くできますか?パニックで変なポーズにならずにできますか?
やっぱり「心身一元」、頭とからだはバラバラではなく、ひとつであることを実感します。このような楽しい運動を中心に行い、転倒予防や認知機能アップのコツを一緒に学びましょう。
「まさに三世代そろって、笑いながらプチ・トレーニングに挑戦してみましょう。